肌が紫外線によって日焼けするように髪の毛も日焼けをします。
そもそも髪の毛はどのパーツよりも太陽に近いため、紫外線ダメージを受けやすいのです。

日焼けすると髪の毛はどうなる?
髪の毛の内にも肌と同じようにメラニンが存在するため、ある程度は吸収されますが、髪の表面のキューティクルにはメラニンが存在しないため紫外線の影響を多く受けます。
なのでキューティクルがダメージを受けると髪の毛のツヤが失われたり、手触りが悪くなったりしてしまいます。

また紫外線が毛髪にあたると紫外線は吸収され、毛髪を構成しているアミノ酸(シスチン、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファンなど)が酸化されて別の物質に変化してしまいます。
これによって、毛髪を構成しているケラチンタンパクにダメージを与えます。
また毛髪のS-S結合がきれ、酸化によってシステイン酸が生成することでもダメージを与えます。
よって紫外線ダメージを受けると、タンパク質が壊され、乾燥やパサツキの原因にも繋がるのです。
髪に対する紫外線対策
肌と同様に日焼け止めスプレーなどのUV対策をしっかり行うことが大事です。
髪の毛は動くたびにこすれあい、スプレーが落ちてしまう可能性があるので汗を拭いた時や水に濡れた時、また長時間外出する時などはこまめにスプレーをかけなおしてください。
スプレーを使う時は頭皮から10〜15㎝離し、頭部と髪全体に吹きかけてください。
また、頭皮にも紫外線を浴びさせないようにするために日傘や帽子などで日光を遮ることも大切になってきます。
是非参考にしてみてください。